アルカリ性と酸性について
薬剤について
ヘアカラー剤、パーマ液等には、アルカリ性と酸性の薬剤があります。
アルカリ性の薬剤は、髪の毛のキューティクル層を開いて染料を浸透させ、髪の毛の内部に染料を定着させることができます。これにより、長持ちする鮮やかなカラーが実現できます。
一方、酸性ヘアカラー剤は、髪の毛のキューティクル層を閉じることにより、染料を髪の表面に浸透させることができます。これにより、鮮やかさは落ちますが、髪の毛に優しく、ダメージを最小限に抑えられます。
髪質や髪の健康状態によって選び分ける
ご自身の髪質や髪の状態によって、アルカリ性か酸性を選ぶことをおすすめします。
アルカリ性のカラー剤は、髪の毛を弱アルカリ性に変化させるため、髪の毛を傷つけることがあります。髪の毛が傷んでしまうと、パサつき、枝毛、切れ毛などのダメージが生じる可能性があります。酸性ヘアカラー剤は、髪の毛のキューティクル層を保護し、髪の毛を傷めることが少ないため、より優しく、髪の毛に与えるダメージが少ないとされています。
そのため、アルカリ性ヘアカラー剤を使用する場合、髪の毛の健康を保つにはヘアケアやトリートメントをしっかりと行うことが大切です。酸性ヘアカラー剤は、ダメージを抑えることができるため、ダメージのある髪の毛にも適しています。ただし、鮮やかな色を長持ちさせたい場合は、アルカリ性ヘアカラー剤を選択する必要があります。
どちらを選んだら良いか迷われましたら、お気軽にご相談ください。ご希望を伺ったうえで、髪質や髪の状態から最適な方法をアドバイスさせていただきます。